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筑紫の風
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著者 | 吉森康夫
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出版社 | 幻戯書房
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発売日 | 2017年12月05日頃
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,980 円
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憶良と旅人
滅亡した百済から父医師憶仁とともに逃れてきた4歳の憶良は、倭国で自ら学び、42歳で遅咲きの無位の遣唐使少録に抜擢された。帰国後はのちに従五位下まで進み国司になる。伯耆守のあと、67歳で筑前守として筑紫へ下向すると運命的な出会いが待っていた。3年前に観世音寺別当として下っていた沙弥満誓と、翌年下ってきた太宰帥・大伴旅人である。朝廷の骨肉の争い、律令国家への激しい動き、藤原氏の台頭の中で、筑紫では旅人、憶良、満誓の友情がはぐくまれ、後まで残る歌の花が咲いた。世に外れた万葉二大歌人のめぐり逢い、歌がその哀しみを慰めた。大宰府を舞台に、氏家柄を超えた交わりを追う、古代歴史小説。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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