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がんと嘘と秘密
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ゲノム医療時代のケア
がんは、患者にも家族にも医療者にも、嘘をつかせ、秘密を抱かせるーがんの告知、余命の告知だけでなく、遺伝子(ゲノム)診断で未来の発症まで予測できるようになった現在、患者や家族の苦悩はより深まり、多くの優しくも哀しい嘘と秘密が生まれている。本書は、医療において嘘と秘密を治療概念として利用できないかという発想から生まれた。がんがもたらす苦境をよく理解し、がん治療に臨む患者と家族を支えるために医療者や支援者に何ができるのか。嘘と秘密を切り口にテキストと臨床を往還しながら、客観性を重視する医科学的なアプローチを補う、より細やかなケアを探る。がん医療に深く携わってきた二人の医師によるスリリングな試み。
医学・薬学・看護学・歯科学 > 臨床医学一般 > がん・腫瘍
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