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ベリヤ
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スターリンに仕えた死刑執行人
本書はロシア10月革命直後の混迷するグルジアで頭角を現したベリヤが、どのようにしてモスクワの権力の中枢に食い込んでいったか、さらにスターリンなきあと、ベリヤ逮捕、断罪というドラマチックな過程がどう進められたかを、同時代人や犠牲者たちの証言、歴史学者の評論、幅広い伝記的資料、1953年の裁判記録などさまざまな角度から描いたものである。カチン森でのポーランド将校集団虐殺、メキシコに亡命中のレオ・トロツキー暗殺、オルジョニキーゼー族の抹殺をはじめ、ベリヤが関係した個々の事件についても衝撃的な事実が次々と明かされ、読者は人間性に背馳した体制とその体制の立役者のおぞましい心理の奥底をかいま見ることになる。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
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