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宮澤賢治《春と修羅 第二集》研究
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宮沢賢治の口語詩集『春と修羅・第二集』は、紀行詩群と生活詩群を交互に配列して各詩群に有機的構成をもたせ、かつ詩群配列にも配慮を加えた詩集であった。緻密で他に類例を見ない複雑な構成をもった詩集の10年間におよぶ創作編集過程には、作品の改稿や差し替えばかりか詞群の加除さえある。詩集の変容が大きいうえに、詩集が最終的に未完であったため、その全容を解明することが困難で、多くのことが謎のまま残されてきた。本書は、この詩集の構成を各時期ごとに整理し、その動態を動態のままで捉えるため、各時期の詩集を再現したものである。
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