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マラッカ王国の英雄ハントゥア
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琉球に残る交流の歴史
本書は、マラッカ王国の最盛期に活躍したラクサマナ(海軍提督)・ハントゥアについて、詳細な調査を行い、その実在を明らかにするものである。著者は、日本の沖縄県で教育庁の協力を得て調査を行い、本書の結論を導き出している。琉球王国の史料と遺物から、ハントゥアの実在が証明されている。マラッカ王国と琉球王国との外交関係は、研究者によって信頼のおける史料として認知されている『歴代宝案』に、はっきりと記録されている。また、別の史料では、ハントゥアはマラッカ王国の使節として、インド、トルコ、パタニへ派遣されたとも記述されており、その姿を世界各地に留めているのである。本書は、『ハントゥア物語』など、マレー世界の史料に依るだけでなく、琉球王国の信頼おける史料にも依拠し、書かれたものである。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
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