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憲法 (公務員テキスト3)
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憲法は、条文数が103と民法などよりずっと少なく、特に人権の分野は文言が抽象的である。例えば、信教の自由(20条)の具体的な内容は憲法自体には書かれていないのである。それを補うのが判例である。したがって、人権の分野では特に判例が重要となる。そこで本書は、類書と異なり、重要な判例については、判旨のみならず事案も掲載した。逆に統治の分野では、手続的な事項が多いので条文が詳細に規定されている。したがって、統治の分野では、条文の知識が重要になる。また、憲法全体を通して、憲法の基礎にある考え方を知っておけば、更に理解が深まり、知識を定着させやすくなるので、序章として基本原理の説明も加えた。
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