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オリエント急行戦線異状なし
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休暇で湖畔のキャンプ場にやってきた青年。キャンプ場の使用料とひきかえにペンキ塗りを引き受ける。そろそろアジア旅行に出発しようと思いつつも、なぜか次々に新たな仕事を引き受けてしまう。そうこうするうちにパブ対抗のダーツ選手に選ばれたり、気になる女の子ができたりと、村の生活になじみはじめたある日、予想外の出来事に巻き込まれ…。強持てする地主、大人びた少女、ボール紙製の王冠をかぶりつづける男、ダーツの腕前が抜群なバーテンダー、よそ者に冷たい商店主、仕事中毒の老人、いつも遅れる牛乳配達人といった個性的な人々がつどう村の日常に入りこんだ青年が、その異質な空気に巻き込まれていく。前作でトマス・ピンチョンの絶賛を受けた気鋭の著者によるブラックな笑いがこみあげる異色作。
小説・エッセイ > 外国の小説
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