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淳化閣帖
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『淳化閣帖』は宋の太宗が翰林侍書の王著に命じて、内府に蔵する歴代の真蹟を禁内で模勒させ十巻としたもので、淳化3年(992)に完成した。法帖篇に用いたのは、粛府本を礎本として、清初、順治3年(1646)-粛府本の完成した天啓元年(1621)から25年のち-に、関中の人である費甲鋳が鈎模上石した、いわゆる陝西本であり、その原石が現在、西安の碑林(陝西省博物館)に保存されているものの拓本である。巻末には、主要語句索引・人名索引・地名索引を付して、語句からも、それが使用されている法帖を捜し出すことができるようにした。訳注の体裁は、別冊の法帖篇と見比べながら読めるように、本文は1行の字数と行数を法帖のそれと対応させ、それを書き下して口語訳と注を加えた。
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