|
|
集団災害医療マニュアル
|
阪神・淡路大震災に学ぶ新しい集団災害への対応
本書の基本データは、震災後15日間に被災地内外の中核病院で入院治療を受けた6,107症例の診療録閲覧にはじまり、その後3年間のフォローアップを行った結果である。すなわち、各医療機関の地震発生直後からの患者の受け入れ、治療、転送の実態等を時間を追って調査し、患者の傷病構造、病態、治療内容、転帰や現場から医療機関への搬送手段、また後方医療機関への転送状況等を総合的に調査・分析したものである。したがって本書では、外傷症例のみならず、震災後に発症した重篤な疾病の疾病構造や医療内容、転送状況も検討している。かなりの紙面を割いたクラッシュ症候群は、今回の震災で、最も注目された外傷である。クラッシュ症候群は近代国家での発生が少なく、過去にはmassとしての分析が存在しないので、治療や各種臨床検査値の推移はもちろん、病態から予後調査の結果までを含め、詳細なデータを収録した。
医学・薬学・看護学・歯科学 > 臨床看護一般 > 医療安全
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|