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菩提樹とさるすべりの花
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長編散文詩
著者のわらびさぶろうさんは、お医者さんです。医者は、人のいのちを助けることが仕事ですが、原爆症のように医学では救いようのない障害と闘わねばならない場面にもぶつかります。そういう時の言い知れぬ無力感と挫折がこの作品を書かせたのでしょう。この本は、核被爆者本人が自分自身が亡くなるまで書きつづけたノートを借りて書いたという形をとった作品です。目をそむけたくなるほどきびしい描写の連続の中にも、人間の純潔さを見守る著者の温かさが貫ぬかれています。ぜひ、多くの少年少女に読んでほしい作品です。
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