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対話とアポリア 田中伸司(著) 知泉書館 - @Books

対話とアポリア (静岡大学人文学部研究叢書)

著者田中伸司
出版社知泉書館
発売日2006年01月
サイズ単行本
価格5,280 円

ソクラテスの探求の論理

ソクラテスの対話による探求は必ずアポリア(行き詰まり、困難)に陥る。それは対話を通して互いが分かり合ってしまえるような関係ではない。それではアポリアに逢着するソクラテスにおける対話の真の意義とは何であろうか?著者は「ラケス」「プロタゴラス」「リュシス」「ゴルギアス」「国家」「メノン」篇という六つの対話篇を詳細に分析することにより、その謎に迫る。ソクラテスの対話が「神からの贈り物」と呼ばれるのはソクラテスを受け止めることにより私たちが己れの知の思いなしとその傲慢さから解放されるからである。ソクラテスの対話は言説の吟味であると同時に対話を行う人自身の吟味でもある。ソクラテスにとってアポリアがたんなる失敗や挫折ではなく、哲学の探求とは「アポリアからの出発」であることが明らかにされる。

人文・思想・社会 > 哲学・思想 > 西洋哲学

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