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鯨取りの社会史
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シーボルトや江戸の学者たちが見た日本捕鯨
鯨絵巻から見えてくる江戸の諸相
「鯨一頭七浦 潤す」といわれ、西海・紀州地方で盛んだった捕鯨の様子を今に鮮やかに伝える鯨絵巻は、捕鯨業者のみならず、江戸の学術を牽引する儒学者、国学者、蘭学者、絵師・彫師ら工匠たちの知恵と探究心の結晶であった。
捕鯨が基幹産業として経済を潤す一方、ロシアや欧米の船が日本近海に現れ緊張が高まりつつある中、鯨絵巻に託された幕府や藩の意図とは──。
まえがき……森 弘子
第一章 シーボルトと日本の捕鯨業
一 シーボルトが出会った鯨/二 シーボルトへの捕鯨情報の提供者
三 シーボルトと鯨種/四 欧米の捕鯨
第二章 江戸時代の絵巻に見る西海地方の捕鯨業
一 日本人と捕鯨の歴史/二 『小児の弄鯨一件の巻』に見る西海捕鯨
三 『鯨絵巻』に見る鯨の加工処理/四 鯨製品の利用/五 「羽指踊」
第三章 西海地方の捕鯨絵巻の特徴 紀州地方の捕鯨絵巻との比較から
一 捕鯨業の伝播/二 紀州地方の捕鯨絵巻の成立/三 西海地方の捕鯨絵巻の成立
第四章 天保三年『勇魚取絵詞』版行の背景
一 『勇魚取絵詞』と出版の費用/二 『勇魚取絵詞』の版行に関わった人々
三 平戸藩主と出版事業/四 『勇魚取絵詞』出版の企画/五 平戸藩と益冨組
第五章 大槻清準『鯨史稿』成立の政治的背景
一 『鯨史稿』の原本/二 大槻清準とその経歴/三 『鯨史稿』の成立/四 蝦夷地開発と『鯨史稿』
第六章 大槻清準『鯨史稿』と大槻玄沢『鯨漁叢話』の関係性
一 大槻玄沢と蘭学/二 『蘭畹摘芳鯨篇 全』と『魚王譯史』
三 大槻玄沢と鯨/四 『鯨史稿』「巻之三」の典拠
第七章 『鯨史稿』の「巻之三」と『解体新書』
一 長崎滞在と『鯨史稿』/二 『鯨史稿』に使用された文献
三 江戸時代の医学知識と『解体新書』の成立
四 『鯨史稿』の「巻之三」と『解体新書』の共通性
あとがき……宮崎克則
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