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オード (群像社ライブラリー)
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詩の伝統もまた壊滅状態にあるなかで、いくつもの転轍点をやり過ごし直進してきた時代のなかで、十九歳の詩人は「オード」という詩の古典へ、叙事詩へと折れ曲がり遡上をはじめた。言葉は自由に拡散しまた凝集する運動性によって(非ユークリッド的にあるいはエピキュロス的に)新たな生命を得た。「海」に捧げられた謳歌「オード」の詩行は一射的ごとにフィルムのコマとなり重層的にまた線・面的に連なってここに再び「海」へ、また新たな読者の前へと差し出される。
人文・思想・社会 > 文学 > 詩歌・俳諧
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