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どん底 (ロシア名作ライブラリー)
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社会の底辺で生きている人間たちがふきだまる宿泊所。「仕事もねえし…力もねえ!…これこそが真実だ!居場所が…居場所がねえんだよ!」過去にいい時代があったと言う者もいれば、犯罪に手を染めたらしき者もいる。昼間は手に職のあるものは手を動かし、商売ができるものは市場に出ていくが、夜はみなこのどん底の宿に戻ってきて先の見えない眠りにつく。「人間なんてみんな、木っ端が川に流されるみてえに生きてるんだ」と言いながらまぎれもなく同じ社会に存在する人間たちを描いた20世紀はじめの戯曲がいま新訳で心に響く。
人文・思想・社会 > 文学 > 戯曲・シナリオ
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