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頭足類画の深層/描くことの復権
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本書は、鏡像段階を通して鏡像(虚像)に自己を重ね、それと同一視することで外受容的側面での統合性を先取りし、もって内受容的側面での混乱や不安定性を解消する方向で自我を確立する-鏡に幻惑され、他者のまなざしに晒されながらも、「私は私である」と嘯き、一生をやり過ごす-という人間の存在論的宿命もしくは生の戦略を、発生論的に解明したものである。2〜3歳児とスキゾイドがともに、頭足類画を描いたりイメージしたりすることに着目し、そこに見出される身体像(ボディ・イメージ)と自己意識の有り様を分析した。
人文・思想・社会 > 教育・福祉 > 教育心理
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