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性的資本論 山本哲士(著) 読書人 - @Books

性的資本論 (知の新書 C01)

著者山本哲士
出版社読書人
発売日2024年01月31日頃
サイズ単行本
価格2,860 円

欲望/剰余享楽/ジェンダー

“資本”は個々の固有の力である。そして、「資本はシニフィアン」である。経済資本だけが資本ではない。現在世界の経済・政治の根源には「性的資本」の作用がある。資本の初源的な作用である「性的資本」を、享楽/剰余享楽から問い返し、賃金や商品を欲望する現在社会の本源的な構造を明証化して労働・性別化・剰余価値を根本から問う。セクシュアリティからのセックスの離床、ジェンダーからのセックスの離床が、欲望の主体化=従体化と経済セックスの産業的ジェンダー体制を構成している。「性的資本」「エロス的資本」の諸相を明らかにして、性経済、性権力、性言説を考え直し、自己性の自分技術の可能条件を探る手がかりを見出し、さまざまな“性的なもの”をめぐる事象を本質から考えるツールが示される。マルクス=ラカンの理論からラディカルなフェミニズム理論の成果を検証。多彩な資本世界の解明がここから初まる。

ビジネス・経済・就職 > 経済・財政 > 経済学

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