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シェルシーカーズ(下巻)
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過去は遠い、べつな風土だが、そこへの旅は不可能ではない…。戦時下のコーンワル。そこでの出会いと別れ。時の流りのなかで、ペネラピの変わらぬ伴侶でありつづけた「シェルシーカーズ」の存在は、よきものの記憶と結びついている。空の色、風の香り、花の姿、木々の影、小鳥の声、草の感触…身近かな自然と日常生活の細部を描くピルチャーの筆は冴えわたる。そして、若い世代に託された希望。まるでもつれた何本もの糸が解きほぐされて、未来にまで伸びている一本の太い編み紐が編み上げられるように物語は完結する。
小説・エッセイ > 外国の小説
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